
アトカタ
“Muon meets ruins”
🔽公開記念イベント実施
6/8(土) 16時-17時 at 渋谷100BANCH
https://academimic0608.peatix.com/◼️出演者
大谷将士助教/田口十る/宮田龍/浅井順也
地球には宇宙から絶えずたくさんの素粒子が降り注いでいる。その中にミューオンという素粒子がある。ミューオンは物質を透りぬけていく「透過性」という特徴を持っており、研究者はピラミッドや火山などの内部構造の可視化等に利用してきた。
この性質をテーマにしたのが本楽曲「アトカタ-Muon meets ruins-」である。ミューオンを活用した可視化技術「ミュオグラフィ」に映し出されるのは、ミューオンが存在した証であり、物質と相互作用した跡形である。一方、ピラミッドの内部構造は、古代の人々が残した巨大な跡形だ。この2つの「アトカタ」は、スケールも時間軸も大きく異なるが、どちらも過去の出来事や存在の証を留めているという点で共通している。
作中では擬人化したミューオンが膝を抱える少年と出会い、長い間あらわにならなかった少年の孤独な暗闇に触れる様子を描く。ミューオンによる調査や研究は、地球に分布する見えない記憶の痕跡をなぞっているように思える。
また理に迫るミューオンの研究が、人類の遺した建造物の構造を探る一助になっていることも非常に興味深い。人類が生きるスケールの中で、困難ながらも少しずつミューオンで可視化されゆく遺跡は、明らかになることを拒みながら、どこかその痕跡に触れられるのを待っているように夢想してしまう。ミューオンと地球、そして研究者は今後我々にどんなアトカタを見せてくれるのだろうか。
歌詞
Comment
素粒子ミューオンをテーマに、科学と音楽が交差する新たな試みに参加し、研究とは異なる刺激を受けて非常に楽しい経験ができました。“アトカタ-Muon meets ruins-“は、ミューオンの「透過」性や科学的側面を音楽で表現した素晴らしい楽曲になったと思います。この曲がミューオンの魅力を広く伝え、科学とアートの架け橋として機能することを期待しています。
